転職理由から振り返る転職からの半年間

 

現職に就いてから半年が経った。
前職とほぼ同じ職能の部署に転職したため仕事に慣れるのも早く、もう既に様々な仕事を回し始めている。

先日、新年会があり、何故転職をすることになったのか、なぜこの職場を選んだのか、などなど色々なことを聞かれた中で改めて「なぜ現職に就くことにしたのか」をここらで言語化しておかないと今後生きていく中でブレた時の指針がないまま過ごしてしまいそうになったので筆を取っている。

 

転職することになったきっかけを聞かれた際は、上司のパワハラや、自分の部署の発展性が見えなくなったことや、職場に同年代がいなかったことからの仲間がいない状況に耐えられなくなったことなど、いわゆる環境的要因と呼ばれるものを挙げることが多い。自分を取り巻く環境が僕に合っていなかった。ということを口にしている。

これらはもちろん嘘ではないし要因の一つではあるが、後付けの理由でしかない。というのも働いている中でもっとこうだったら良いのにな、と思うことはあってもそれがないからじゃあ辞めるかと結論づくわけではない。
例えばパワハラなんてどの会社にも少なからずあるからそんな理由で転職していたらキリがない。

 

これも辞めて1年後に振り返ったからこその後付けになるが、あの時辞めた理由の一番の要因は "自分の持ってる業務が稼働時間の3割くらいの業務量に落ち着いた" からだ。

これはただ仕事をサボっていたわけではなく、(新しい仕事を探しに行かなくなったのは事実だが)自分の役割として与えられていた業務を効率良く行えるようになった結果、週に2日働けばなんとかなる量になってしまった。

前職に就いて半年ほどは自分の仕事の領域を超えて様々な業務を行っていたが、1年経つ頃には自分の業務を行うようになっていた。さらにはほとんどの人がリモートであることも要因となり、成長意欲がない人間になってしまった。

その状態が2年ほど続き、まともに仕事をしていないのに何故か評価が上がるという状況に陥ってしまった。多少は給料も増えたりして喜ばしいことではあったが、まだ20代である僕がこの環境に浸かっているとこれ以上の成長がないように思えた。

業務自体も7つほどのクライアントから受けている定期的な案件をこなしていくだけの ”作業” となっており、この作業自体も3年目に差し掛かってきたところで嫌気が差してきてしまったのだ。

つまりは飽きたということに収束するのかもしれないが、そういうことだ。

 

ということで、今の自分の実力を試してみたいという気持ちも込めて現職はベンチャー企業を選択し、もう一度同じ業界で働くことに決めたのがざっくりとした流れのような気がする。

新しい景色を見てみたい、市場価値を知りたい、もっと色んなことに挑戦してみたい。そんなことを思い、半年前に現職へ入社を決定した。

結論づけると、新鮮な気持ちを味わいたいから転職を行ったのであって、現職で何かを成し遂げたいという気持ちは恐らくほとんどない。

半年が経過しある程度今の会社でも立ち位置を把握したが、ここからどうアクションを取っていくかは自分次第。俺はもっとでけぇことをやりたい気持ちが強いのでそれが出来そうなうちは現職で頑張っていると思う。

幸いなことにも昨年の半年間フリーランスで生活していた繋がりがあり、現職とは違う方向性でもチャレンジをすることができそうなので副業もしつつ身体が壊れない程度に様々なことをやっていければと思う。

 

"ワクワクする方を選べ"

まだ社会人になる前にとある大人から言われた言葉だ。
今となっては競合他社に籍を置いて働いているが、こういうのもまた一つのエピソードとして悪くないだろう。もっと思考を言語化して落としていこう。